エアコンのクリーニングの必要性と手順



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今年の夏は暑かった上に9月は台風だらけ

もう秋になって涼しくなってきましたが、今年は台風が多くて梅雨のような蒸し暑い日が続いていますね。
夏からフル稼働してきた我が家のリビングにあるエアコンは、最近極端に冷えが悪くなってしまいました。
梅雨前に一度、エアコンの分解洗浄をしてるんですけど。
我が家は私をはじめとして家族全員暑がりなので、夏はほとんどつけっぱなし状態です。
夜もずっとつけっぱなしなのですが、毎年洗浄をしてやらないとエアコンを使えません。
使えないというのは、何もカビが臭いからとか、気分的に汚れてそうだからとか、そういったことではありません。
ファンや熱交換器の部分に、カビとホコリが詰まってしまって冷えなくなってくるからなんです。

うちのエアコンは年2回の洗浄が恒例

なにを隠そう、私はプロとしてエアコンの洗浄を仕事でやっているので、我が家のエアコンも自分で洗浄しています。
もちろんしっかり洗浄しているのですが、さすがに4か月以上もフル稼働していると、年1回では追いつかないのです。
うちが埃っぽいのかもしれませんが。

エアコンは水をジャバジャバかける事を想定していない

エアコン洗浄は慣れた私から言わせればそんなに難しいものではありません。
ただ、大事なポイントだけはしっかり押さえて行わないと、取り返しのつかないことになる可能性があるので注意が必要です。
プロの人間でもお客さんのお宅のエアコンを壊してしまうことだってあるのですから。
ニュースで聞いたことがあるかもしれませんが、市販のエアコン洗浄スプレーを使ってお掃除した素人さんが、掃除後エアコンから出火して火事になりかけたなんて事故も現実にあります。
そもそも、エアコンは洗浄することを前提に設計されていないことを肝に銘じておかなければなりません。
100Vの電源(最近は家庭用でも200Vのエアコンも珍しくありませんが)を使った家電に洗剤や水をジャバジャバかけて洗うのですから、構造をしっかり理解しておく必要があるのです。



知らぬが仏とはこの動画のこと

素人さんがケルヒャーの高圧洗浄機を使ってエアコン洗浄している動画が、YOU TUBEにアップされているのを見たことがあります。
私はその動画を見て目が点になってしまったのですが、動画の撮影者は「どうです!きれいになりましたよ!」とドヤ顔してました。 笑
その人は、エアコンの電源コンセントも差しっぱなし、それどころかスイッチも入れた状態です。
プロの私から見たら考えられません。
そして、室内機を覆っているプラスチックのカバーもつけたままです。
カバーを外さないのがなぜいけないのかわかりますか?
それは、洗浄時に飛び跳ねた洗剤や水が、カバーを伝って電装基盤やモーターなどの電装部品にかかってしまい故障の原因になるからです。
しかもこの人の使っている洗浄機、7Mpa(メガパスカル)以上ある圧力のもので、調整ができないタイプのものです。
プロは通常2Mpaもかけないですから、いかに無謀なことをしているかわかるでしょう。

手順はたったこれだけ

とはいえ、手順はそんなに複雑ではありません。
・コンセントを抜く
・外装カバーを外す。
・電装基盤やモーターなどに水がかからないように、マスカ―テープ(ビニールに布テープが張られている養生材)と養生テープでしっかり養生する。
・周りに水が飛び散らない様にビニールを掛ける。
・洗浄液を受けるためにエアコンの下に水受けを設置する。
・高圧洗浄機で熱交換器と送風ファンを洗浄する。
箇条書きにしてしまうと、たったこれだけです。

まぁ、たったこれだけといっても、要所要所に気を付けなければいけない細かなことはあるのですがね。
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