喪中期間にしてはいけないことは?期間と正月や結婚式などの行事はどこまで?

喪中とは?

「喪」とは、身近な者、心を寄せる者や尊ぶべき者の死を忌み慎んで日常的行事の慶事などから遠ざかって死者の供養にあたることをいいます。

「喪中」とはその期間のことです。

喪の考えは宗旨によって異なっていて、死を穢れ(けがれ)と捉える宗教にのみ存在します。

死を穢れと捉えないキリスト教や浄土真宗には、そもそも喪という概念はありません。

喪中と忌中の違いと期間 喪中の範囲は?

喪は 「忌(き)」と「服(ふく)」の2つの期間からなります。

喪中の期間はなくなった日から多くの場合一年間とされますが、忌中の期間以降を服と呼びます。

一般的な忌中の期間は「七七日(しちしちひ、なななのか)」もしくは「四十九日」です。

七七日とは77日のことではなく、7日が7回という意味で49日ということなので「四十九日」と同じ意味です。

仏教では七日ごとに命日があると考えられていて、これを忌日(きにち・きじつ)といいます。そして、はじめての忌日を初七日(しょなのか)と呼びます。

喪中と忌中の期間は宗旨や宗派、死者との関係によって様々です。

喪に服する期間

配偶者の場合10日間
父母の場合7日間
子供の場合5日間
の場合1日間
兄弟姉妹の場合3日間
 
配偶者の父母の場合3日間
伯父伯母(叔父叔母)の場合1日間

親族の範囲はどこまで?

亡くなった方との続柄によって喪中の期間は変わります。

一般的には2親等までで3親等以降は喪中としないようです。

といっても、そのそも喪というのは「身近な者や心を寄せる者、尊ぶべき者の死を忌み慎ぶ」ものなので、親族でなければいけないというわけではありません。

親等については次の表を参考にしてください。

親等自分との関係
0親等夫、妻
1親等父母、配偶者の父母、子供
2親等兄弟・姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母、孫、義兄弟・義姉妹、兄弟・姉妹の配偶者、祖父母
3親等曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者、甥、姪、義曾祖父母、伯叔父母、伯叔父母の配偶者

喪中にしてはいけない事控える事

喪中は故人を偲ぶ期間なので、結婚などのお祝い事である慶事などへの参加を避けるべきとされています。

  • 神社への参拝
    神道では死を穢れたもと捉えているので神社の鳥居をくぐることは避けるべきとされています。
    どうしても参拝したい時は鳥居の外から忍手(音を立てずに手を合わせること)でお参りをします。
    初詣も同様ですがお寺は問題ありません。
  • 門松やしめ縄、鏡餅などの正月飾り
  • 結婚式や華やかな席への出席
  • パーティや宴会など
    クリスマスなどの西洋のイベントに関しては特に問題ないとされますが、派手に騒ぐようなことは避けるべきです。
  • 年賀状のやり取り
    毎年年賀状のやり取りをしている人へは喪中はがきを出しておきます。
  • 旅行などの行楽

明治7年の太政官布告では喪中の対象や期間について法令で事細かく定められていましたが、昭和22年にこういった法令は撤廃されています。

現在では四十九日を過ぎたらあまり気にしないというのが一般的なようです。

喪中に結婚式に出てもいい?

自分の結婚式

自分の結婚式であれば延期するのが一般的です。

延期する期間については色々な考えがあるので、両家で話し合って決めることが多く様々です。

「初七日を過ぎたら」「四十九日を過ぎたら」「喪中が明けたら」などもあれば、「亡くなった家族側の意向でそのまま決行する」こともあるようです。

「式を挙げてくれたほうが亡くなった故人が喜ぶ」と考える人も居ますからね。

知人の結婚式への出席

基本的に喪中は慶事を避けるべきとされていますので、出席は控えるべきです。

欠席する場合は喪中であることは伏せて、欠席理由は「やむを得ない事情のため」とします。

ただ、これも最近ではあまり気にしない風潮となりつつあるので、相談できる間柄の大切な友人であれば直接相談して了解を得て参加すればいいでしょう。

喪中はがきはいつ出す?

喪中はがきは、身内に不幸があった場合に「喪に服するので新年の挨拶まわりや年賀状のやり取りはしない」というお知らせを相手方へ伝えるために送ります。

喪中はがきを出す時期は、年賀状という性格を考慮して早すぎずおそすぎない時期にするべきです。

実際には10月中旬から11月中旬までの期間に喪中はがきを出すのが一般的です。

早すぎると相手方が忘れてしまう可能性がありますし、遅すぎると相手方が既に年賀状を書き終えてしまっているかもしれません。

届いた年賀状への返事

毎年年賀状をやり取りしている相手へ喪中はがきを出しても、中には送っていない相手から年賀状が届くこともあります。

こういった場合は「年始状」や「寒中見舞い」といった形で返事を書きましょう。

「寒中見舞い」として1月8日以降に届くように送ることが一般的です。

喪中だからといって何も返事をしないのでは相手方に対して失礼にあたるので必ず返事は書くようにしましょう。

喪中はがきを送っていない相手からの年賀状が届いた場合の文例

寒中お見舞い申し上げます。
服喪中につき新年のご挨拶を失礼させて戴きました。
年賀状欠礼のご挨拶が行き届かず申し訳ございません。
旧年中に賜りましたご支援に深く感謝いたしますとともに
本年も変わらぬおつき合いの程よろしくお願い申し上げます。

故人宛に年賀状が届いた場合の文例

寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年始状をいただきありがとうございました。
○○(続柄)・○○(故人の名前)は昨年○月に他界いたしました。
本来ならば旧年中にお知らせ申し上げなければならないところ
年を越しての事となりご通知が遅れましたことをお詫び申し上げます。
故人が生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

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