
2019年の夏の流星群の1つ「みずがめ座δ(デルタ)流星群」が7月下旬に見頃のピークを迎えます。
愛知県内や名古屋市内でみずがめ座δ流星群を楽しむためのおすすめの観測スポットの場所や方角を紹介します。
今年は月齢的にも月が昇るのが夜明け前なので夜空に邪魔な光源がなくて好条件。
時間帯やピークがいつ何時頃かを把握しておけばさらに流れ星を楽しめますよ!
目次
2019年名古屋市内や愛知県内のみずがめ座δ(デルタ)流星群の観測スポットの場所や方角は?
2019年の名古屋市内でみずがめ座δ(デルタ)流星群の観測するにおすすめスポットの場所を紹介します。
もっと大自然の中でみずがめ座δ流星群を満喫したいという方のために、名古屋市以外の愛知県内でおすすめ観測スポットも紹介します。
※場所名をクリックするとジャンプします。
- 伊良湖恋路ヶ浜(田原市)
- スターフォレスト御園(北設楽郡東栄町)
- 天竜奥三河国定公園・茶臼山高原(北設楽郡豊根村)
- 道の駅 つぐ高原グリーンパーク(北設楽郡設楽町)
- 面の木園地(北設楽郡設楽町)
- 奥三河総合センター(北設楽郡設楽町)
- 道の駅 つくで手作り村(新城市)
2019年 名古屋市内のみずがめ座δ(デルタ)流星群おすすめ観測スポット
平和公園

住所 | 名古屋市千種区平和公園 |
問合わせ | 名古屋市 東山総合公園事務局 052-782-2111 |
駐車場 | 無料 230台 |
休館日 | 無休 |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 地下鉄東山線 東山公園駅 徒歩20分 |
丘陵地に147ヘクタールという広大な敷地面積を誇る墓地公園。
無料駐車場があり墓地公園内にある道路に車を止めることもできます。
公衆トイレが数か所にあるので安心です。
心配な方は下の平和公園の外周を歩いて散策できる「平和公園一万歩コース」の案内図で公衆トイレの場所を確認しておきましょう。

夜間でも門で閉ざされるというようなこともなく、自由に出入りができるのがうれしいところです。
墓地公園だけあって周りに強い光源がなく夜は真っ暗なのでみずがめ座δ流星群を観察するにはうってつけの場所。
公園内ならどこでも星の観測に適していますが、特におすすめの観測スポットは次の3か所ですね。
- 「 メタセコイア広場 」
- 「虹の塔」
- 「平和堂」



東谷山山頂展望台

住所 | 名古屋市守山区上志段味東谷 瀬戸市十軒町944 |
問合わせ | なし |
駐車場 | 無料 尾張戸神社参道入り口にあり |
休館日 | 無休 |
トイレ | 神社の本殿脇に有り |
最寄り駅 | 無し |
名古屋市の外れの区である守山区の東北東に位置する標高198mの東谷山。
名古屋市内で最も標高の高い山なんだそうです。
山頂には展望台が作られていてさすが名古屋の最高峰というだけの景色。
車でも行けるようですが、対向車がすれ違えないようなかなり狭い林道を通らなければいけないので徒歩が無難です。
東谷山に登るには2コースあります。
- 「東谷山散策路」
- 「尾張戸(おわりべ)神社参道」
「東谷山散策路」は東谷山フルーツパークの第一駐車場のすぐそばに入り口がありますが、夜間は駐車場が閉鎖されています。
「尾張戸神社参道」の入り口前であれば夜間も無料の尾張戸神社駐車場にとめられます。

徒歩であればやはり山の頂上なので軽い登山ですね。
と言っても南側の登山道(!)の入り口から約20分ほど歩けば到着します。
道中の登山道は歩きやすいものの、石などがゴロゴロしているところもあるのでスニーカーとヘッドライトは必須です。

山頂には尾張戸(おわりべ)神社があって、開けた場所になっています。

山頂には木製の展望台があるので、そこからみずがめ座δ(デルタ)流星群を堪能しましょう!

滝の水公園

住所 | 名古屋市緑区篠の風3丁目 |
問合わせ | なし |
駐車場 | 無料 20台 夜間は閉鎖 |
休館日 | 無休 |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 地下鉄桜通線 相生山駅 徒歩16分 |
駐車場から階段を上った高台にあるので見晴らしがよくみずがめ座δ流星群の観測スポットとして最適。
駐車場はありますが夜間は閉鎖されています。
夜10:30でも空いていたという情報もありますが、名古屋市の施設情報では17時までとなっています。
公園周りの細街路は駐車禁止ではない場所が多いので、一応路上駐車はしやすいです。
近くの旭黒石公園東側ならあまり近隣の迷惑にはなりにくいのではないでしょうか。
もちろん路上駐車の際はご自身の判断で迷惑にならないようにしてくださいね。

稲永公園(いなえこうえん)

住所 | 名古屋市港区野跡5丁目 |
問合わせ | 稲永ビジターセンター 052-389-5821 |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 無休 |
トイレ | 中央駐車場内に有り |
最寄り駅 | あおなみ線「野跡駅」徒歩5分 |
港区の藤前干潟に面した公園。
稲永スポーツセンターなども併設されていてスポーツ公園としても有名です。
夜間でも駐車場に自由に出入りできるので、天体観測スポットとしても有名です。
藤前湿地はラムサール条約にも登録されていますが、藤前湿地には野鳥が集まってくる野鳥の宝庫です。
「野鳥観察館」があってその周辺がみずがめ座δ流星群の観測スポットとして最適じゃないでしょうか。
日光川公園

住所 | 名古屋市港区藤前5丁目901 |
問合わせ | 日光川公園管理事務所 052-302-6200 |
駐車場 | 有料 夜間は閉鎖 |
休館日 | 無休 |
トイレ | 無し |
最寄り駅 | 無し |
日光川公園は国内最大級のプール公園「サンビーチ日光川」をメインとした公園です。
親水レジャー公園と呼ぶそうです。
サンビーチ日光川は南洋のリゾート地の海辺をイメージして作られていて、国内では唯一の白いサラサラの砂浜になっています。
名古屋のワイキキなんて呼ばれていますね。
夜間は駐車場が閉鎖されていますが、周りは工場や畑ばかり。
大型トラックが通れるような幅の広い道が多く、駐車禁止ではないので路上駐車もしやすいところです。
もちろん路上駐車はご自身の判断で迷惑にならないようにしてくださいね。
残念ながらトイレがないので、事前に済ませておく必要があります。
日光川と藤前干潟に面しているので夜間は光源がなくみずがめ座δ流星群の観測スポットにいいですよ。
大高緑地公園

住所 | 愛知県名古屋市緑区大高町高山1-1 |
問合わせ | 大高緑地管理事務所 052-622-2281 |
駐車場 | 無料 一部夜間も可 |
休館日 | 無休 |
トイレ | いたるところに有り |
最寄り駅 | 無し |
大高緑地公園は県営の緑地公園で、ゴーカートのある交通公園やプール、テニスコート、デイキャンプ場なども備える大きな公園です。
駐車場は普通車だけでも1,663台分もあり、第11駐車場まであります。

国道302号の「大高緑地東」の信号から入っていくとT字路に突き当たるので、そこを左に曲がると管理事務所にたどり着けます。
夜間は一部の道路や駐車場が閉鎖されてしまいますが、徒歩なら自由に出入りできます。
管理事務所前の第3駐車場やベビーゴルフ場横の第2駐車場は施錠されないようなので駐車可能です。
夜間ならテニスコート駐車場の入り口の門が閉じられているのでその前あたりの道路に止めて、すぐ前の「さくらの園」の上がおすすめです。

みずがめ座δ流星群の観測スポットとしては、少し歩いて「若草山 芝生広場」が最もおすすめです。
芝生広場でちょっとしたくぼ地になっているので地平線付近の光源を遮ってくれるので、天体観測にはうってつけです。

2019年愛知県内のみずがめ座δ(デルタ)流星群おすすめ観測スポット
伊良湖恋路ヶ浜

住所 | 田原市伊良湖町恋路浦 |
問合わせ | なし |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 無休 |
トイレ | 駐車場内に有り |
最寄り駅 | 無し |
伊良湖岬の灯台側からグルっと伊良湖岬先端をまわって日の出石門という岩場までの約1kmの範囲を「恋路が浜」と呼びます。
車でしか行けませんが、この恋路が浜周辺は海沿いの道を走るので絶景ドライブが楽しめます。
夜は全く光源がないので真っ暗。
まさにみずがめ座δ流星群の観測スポットとしては最適です。
ここ伊良湖岬に流れ着いた椰子の実が元になった島崎藤村の詩「椰子の実」が有名です。
のちに曲がつけられて「椰子の実」の歌が誕生しましたが、音楽の授業などで聞いたことがある人も多いのでは。
♬名も知ら~ぬ遠き島よ~り流れよ~る椰子の実一つ~
って曲ですね。

恋路が浜は「恋人たちの聖地」とも呼ばれているので、大切なパートナーとのドライブを兼ねて天体観測なんていいんじゃないでしょうか。
「願いのかなう鐘」が恋路が浜駐車場の横に設置されているので、流れ星とともに鳴らせばきっと願いが叶うはずですよ。

スターフォレスト御園

住所 | 北設楽郡東栄町御園野地91-1 |
問合わせ | 0536-76-0687 |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 水曜定休 |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 無し |
標高650mに位置する東栄町森林体験交流センター スターフォーレスト御園。
60cmの反射望遠鏡を備えた天文台もあり、スターフォレストの名の通り天体観測のための施設だといえます。

くねくねとした山道を麓から20分ほど走るとスターフォレスト御園に到着します。
山道と言っても舗装された比較的幅の広い県道道路なので安心です。
公共の宿泊施設があるので泊りでのんびりみずがめ座δ流星群観測なんて言うのもいいかもしれません。
天竜奥三河国定公園・休暇村 茶臼山高原

住所 | 北設楽郡豊根村坂宇場御所平 |
問合わせ | 0536-87-2334 |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 無休 |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 無し |
標高1,237mに位置する休暇村 茶臼山高原。
名古屋方面からなら猿投グリーンロード経由で約2時間で到着します。(名古屋IC~)
ホテルやキャンプ場もある茶臼山高原は愛知県の最高峰で最も空に近い宿泊施設を完備した施設です。
最も空に近いというだけあってみずがめ座δ流星群を観測するにはこれ以上ないスポットといえます。
標高が高いので平地より5℃は低いといわれる避暑地。
夜はもっと気温が下がるので、夏場でも快適に星空を満喫できます。
日帰りの天体観測もいいですが、昼間は牧場やウォーキングコースで自然を満喫した後、コテージなどに泊まって優雅に天体観測なんていうのもいいですよ。
道の駅つぐ高原グリーンパーク

住所 | 北設楽郡設楽町津具東山2156字 |
問合わせ | 0536-83-2344 |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 平日木曜日休み ただし7月8月は無休 9月第一週は月~金が休み 年末年始 |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 無し |
標高900メートルに位置する道の駅 つぐ高原グリーンパーク。
トータルアウトドア施設として野球などのグラウンドやテニスコート、マス釣り場やオートキャンプサイトなどを備えています。


「道の駅」の認定を受けているので、場内で軽食や売店を提供可能されています。
名古屋からなら猿投グリーンロードを経由して車で約1時間45分ほど。
天文台がありますが、平成26年に故障して以来現在もずっと使えない状態なんだそうです。
ゴールデンウィークや夏休み期間中は、宿泊の方を対象にスタッフによる星の説明会が無料開催されているので、泊りがけでの星の観察も検討してみては。
面の木園地(めんのきえんち)

住所 | 北設楽郡設楽町津具高笹3-67 |
問合わせ | 面ノ木ビジターセンター 0536-83-2922 |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 月曜休み 12月~3月は休館 |
トイレ | 有り 夜間は閉鎖 |
最寄り駅 | 無し |
標高1,240mにある面ノ木園地(めんのきえんち)は、愛知県北設楽郡設楽町と豊田市との境にある天竜奥三河国定公園です。
駐車場と芝生の広場しかないといっていいとてもシンプルなつくりの自然公園。
公園や駐車場には自由に出入りできるのでいつでも気軽に天体観測ができます。
トイレもありますが、夜間は閉鎖されているので注意が必要です。
第1園地、第2園地、第3園地とありますが、第1園地がおすすめ。
傾斜になっている広い芝生に寝転がってのんびりみずがめ座δ流星群を観測してみては。
奥三河総合センター

住所 | 北設楽郡設楽町田口向木屋2-10 |
問合わせ | 0536-62-0100 |
駐車場 | 無料 70台 |
休館日 | 火曜日定休 7月8月は無休 年末年始(12/29~1/3) |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 無し |
標高503mに位置する奥三河総合センターは四方を山で囲まれた高台にある施設。
愛知県が設置した施設で、宿泊施設は大人1,400円中学生以下は700円という格安の料金で宿泊できるのが魅力。

グランドや体育館、会議室などがあり、月に数回施設の方による天体観測が開催されています。

名古屋ICから車で1時間30分弱で到着します。
高台にあるのでみずがめ座δ(デルタ)流星群の観測にも最適です。
道の駅 つくで手作り村

住所 | 新城市作手清岳ナガラミ10-2字 |
問合わせ | 0536-37-2772 |
駐車場 | 無料 |
休館日 | 木曜日定休 |
トイレ | 有り |
最寄り駅 | 無し |
標高525mに位置する「道の駅 つくで手作り村」は国道301号線沿いにあります。
道の駅だけあって地元でとれた野菜の直売場や農家の方が作った五平餅などが販売されていて好評です。
実際に五平餅を自分で作ったり、木工体験、ろくろによる陶芸体験もできるので、昼間いろいろな体験をした後、天体観測なんて言うのもいいかもしれませんよ。
地元の作手牛や取れたての野菜などで手ぶらバーベキューも楽しめちゃいますよ。
場内には「ミニSL つくで高原鉄道」のレールがあって、3月~11月まで運行されています。

名古屋ICから車で国道301号経由でも1時間10分ほどで到着します。
奥の芝生広場までいくと周りが木々で囲まれているので、みずがめ座δ(デルタ)流星群の観測にも最適です。
2019年名古屋でみずがめ座δ(デルタ)流星群の見頃の日にちと時間帯は?
2019年の日本での見頃は次に挙げる日と前後数日です。
- 7/28(日)日没(19:00)後~夜半過ぎ(午前2時頃)まで
- 前後数日間 日没(19:00)後~夜半過ぎ(午前2時頃)まで
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群は7月28日の日没(19:00)から夜中2時ごろまでがピークです。
最も流れ星が多くみられる日を「極大日」、時刻を「極大時刻」と呼びます。
極大日の前後数日も極大日とほぼ同等の流星群が見られますよ。
日没後の夜7時過ぎから夜中2時ごろまでと観測できる時間帯が長く、みずがめ座δ流星群のピークが日曜日というのもうれしいところです。
休日前の7/26や7/27にちの金曜日や土曜日でも、ほぼ同じ規模の流星群が見られるので遠出して大自然の中で観測してみるのもいいかもしれません。
月明かりが気になるところですが、みずがめ座δ流星群の見頃となる7月28日は月が8割がたかけた状態なので星空観測には影響がありません。
しかも日没から夜中1時直前まで月は地平線に沈んでいるので、観測にはかなりの好条件だといえます。
みずがめ座δ流星群は年間流星数が1位の流星群ですし、明るい流星が多いので前後1日は十分観測することができるので諦めるのはもったいないですよ。
みずがめ座δ流星群は 7/20頃から活動が活発になってきますが、流星エコーの数では3大流星群の一つであるペルセウス座流星群よりも多い年もあるそうです。
7月28日(日)の月が出る時刻は0時58分なので日没の夜7時過ぎ~2時過ぎごろが見頃の時間帯です。
この日は夜中1時前には月が地平線から昇ってきますが、ほとんど気にならない明るさなので1時以降でも月明かりを気にせずどの方角でもみずがめ座δ流星群が楽しめますよ。
2019年名古屋でみずがめ座δ(デルタ)流星群の最適な場所や方角・向きは?
2019年のみずがめ座δ(デルタ)流星群を観測するのに最適な場所は、周りに強い光源がなく暗い場所です。
月の出ている間は月明かりを避けたほうが綺麗な流星がみられるので、月を背にして観測する工夫が必要です。
7月28日のみずがめ座は午後10時頃に東から昇って、日の出の午前5時前ごろは南南西の高度50°の角度にきます。
流星群の中心となる「放射点」はこのみずがめ座になりますが、流れ星はどの角度でも見ることができますよ。
観測に最適な方角は月明かりを背にした向きになるので、月明かりが気になったら真南を中心にして見るといいでしょう。
上で書いたように見頃の時間帯19時~1時ごろなら月も地平線に沈んでいるので、方角を気にせずみずがめ座δ流星群を堪能できますよ。
ピークの見頃である7月28日は下の図のような動きで月が移動するのでそれに合わせてみる方角を変えましょう。

2019年のみずがめ座δ流星群は、エコーの数では3大流星群のペルセウス座流星群をしのぐ年もあるくらいなので期待して観測してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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