炭酸飲料の代名詞とも言えるコーラ。
いろんな飲料メーカーからコーラが発売されていますが、各メーカーで材料や味が違います。
そんなコーラには必ずカフェインが入っていますが、カフェインの量やどんな作用があるのかを解説します。
目次
コーラのカフェインの量は?
コーラに必ずと言っていいほど入っているカフェイン。
メーカーや種類によってどれくらいのカフェインが入っているんでしょうか。
コカコーラとペプシとメッツのカフェイン量の違い
主なコーラのカフェイン量をメーカーごとに見てみましょう。
どこも同じ含有量ですが、コカコーラとペプシコーラは通常商品のものです。メッツコーラはトクホ商品しかありません。
コカコーラ
コカコーラに含まれるカフェイン量は100ml中に約10mg です。
ペプシコーラ
ペプシコーラに含まれるカフェイン量は100ml中に約10mgです。
メッツコーラ(トクホ)
メッツコーラに含まれるカフェイン量は100ml中に約10mgです。
350mlと500mlのカフェイン量
最近は実質値上げというやつで350mlは340ml、500mlは470ml・480ml・490mlという容量のものになっています。
容量が変わってもカフェインの含有率は変わらないので単純に計算すると、
- 340ml缶のカフェイン量: 34mg
- 480mlペットのカフェイン量:48mg
となります。
トクホやゼロカロリーのコーラもカフェインが入っている?
「特定保健用食品」略してトクホ。
最初コーラにトクホ商品が出た時はとても意外に感じましたが、トクホのコーラしか飲まないという人も多いのではないでしょうか。
トクホのコーラに含まれているカフェインは非常に少ないか、もしかしたら含まれていないのかと思いましたが、調べてみると意外な結果になりました。
コカコーラプラス(470mlペットボトル)
コカコーラプラスは通常のコカコーラよりも容量が470mlと若干少なくなっていますが、1本あたり45mgのカフェインが含まれています。
100mlあたり9.6mgなので通常のコカコーラよりも若干少ないもののほぼ同量のカフェインが入っています。
ペプシスペシャル ゼロ(490mlペットボトル)
気にしてませんでしたが、ペプシは490mlでコカコーラプラスより容量が多いんですね。
ペプシスペシャルゼロはなんと490mlペットボトル1本に122.5mgのカフェインが含まれています。
100mlあたり25mlと通常のペプシコーラの2.5倍のカフェイン含有量です。
メッツコーラ (480mlペットボトル)
メッツコーラはトクホ商品のみとなるので、上に書いた数値と同じです。
480mlのペットボトル1本でカフェイン48mg、100mlあたり10mgなのでコカコーラプラスとほぼ同じですね。
コーヒーとコーラのカフェインの量の違い
カフェインという名前からもカフェインといえばコーヒーですよね。
コーヒーに含まれるカフェインはコーラの約5倍~7倍くらいあります。
ペプシスペシャルゼロのカフェインが他のコーラと比較してかなり多く入っていて驚きましたが、それでもコーヒーの半分以下の含有量なんですね。さすがコーヒーと言ったところでしょうか。
ちなみに紅茶や烏龍茶でもコーラの3倍くらいのカフェインが含まれています。
なぜコーラにはカフェインが必ず入っているの?
どの飲料メーカーのコーラにもほぼカフェインが入っています。
なぜコーラにはカフェインが入っているのでしょうか。
コーラの原料は何?
もともとのコーラの原料は「コーラナッツ」というものでした。
このコーラナッツから抽出したシロップを炭酸で割って飲んでいたのですが、コーラナッツ自体にカフェインが含まれていたんです。
現在ではコーラナッツを使った製法のコーラは存在しないのですが、カフェイン自体に苦味やコクがあるので、カフェインを入れないと違う味になってしまうそうです。
そのため現在ではわざわざ後からカフェインを注入しているんです。
入れなくても味を似せられそうな気がしますが、カフェインには中毒性があることから、継続して飲んでもらえるようにということもカフェインを入れている理由のひとつなんだそうです。
コーラのカフェインで眠れなくなる理由
カフェインには覚醒作用があることはよく知られています。
カフェインの主な作用は、中枢神経を興奮させることによる覚醒作用および強心作用、脂肪酸増加作用による呼吸量と熱発生作用による皮下脂肪燃焼効果、脳細動脈収縮作用、利尿作用などである。 医薬品にも使われ、眠気、倦怠感に効果があるが、副作用として不眠、めまいなどの症状が現れることもある。
引用:wikipedia
カフェインの感受性については個人差が大きく、少量でも眠れなくなる人もいれば、寝る前に飲んでも影響がない人など様々です。
ただ、カフェインに中枢神経を興奮させる作用がある以上、質の良い睡眠を取りたければ就寝前のカフェインは避けたほうが良さそうです。
カフェインは体内に蓄積することはなく、約4~5時間程度で体外に排出されることから、逆算して上手にカフェイン飲料を飲むようにしましょう。
コーラのカフェインを妊娠中に飲んでもいいの?
米国食品医薬品庁を始めとする欧州、豪州、カナダなどの機関でカフェインの安全性は認められています。
ただし、専門家によると「妊婦や授乳中の人がカフェインを摂ることは制限するか避けるべき」としています。
妊娠によってカフェインに対する感受性が大きく変化することがあるので、今までなんともなかった量でも過剰摂取状態になってしまい、不安感や焦燥感、不眠などの症状が強く出ることがあるからです。
更にお腹の中の赤ちゃんや小児がどれほどのカフェイン感受性をもっているかがわからないため、子供にとって過剰摂取になって悪影響が出る可能性が考えられます。
コーラもですが、カフェインが更に強いコーヒーや紅茶、さらには烏龍茶や煎茶なども気を付けて飲んだほうが良さそうです。
カフェインゼロ(レス)のコーラは味が違う?
カフェイン自体には苦味があって、カフェインが入っていることで味に深みが出ることから、カフェインゼロのコーラは何か物足りなさを感じてしまいます。
味自体もそうですが、飲んだ時の爽快感はカフェインが中枢神経を興奮させる作用によるところもあるので、おいしくないと感じる人が大半のようです。
このあたりはノンアルコールビールなどとよく似ているのではないでしょうか。
カフェイン増量のコーラはもっと美味しい?
意識しないで普段からペプシスペシャルゼロを好んで飲んでいましたが、現在発売されているコーラ飲料の中で一番カフェイン含有量が多いようです。
ということは、他のコーラよりも2.5倍もカフェインを含んでいる「カフェイン増量コーラ」とも言えるので、通常のコーラよりも美味しいということなのでしょうかね笑。
意識して飲み比べると面白いかもしれません。
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