サンキューハザードとは?違反や違法になるの?回数は何回が一般的?海外の反応は?

サンキューハザードという言葉を聞いたことがありますか?

車を運転していると、周りに注意を促すために方向指示器を左右同時に点滅させる「非常点滅表示灯」いわゆるハザードランプを使うことがあります。

この「非常点滅表示灯」を「ありがとう」の意思表示に使うのは一般的になっていますが、これを「サンキューハザード」と呼びます。

「非常点滅表示灯」はむやみに使うと違反になるという人もいますが、実際はどうなんでしょうか?
法律的に見て違法になるのかを調べてみました。

他の人がサンキューハザードを出す時に何回点滅させているのかや、海外などでは行われているのかなどの気になる点もご紹介します。

サンキューハザードとは?

合流や車線変更の際に、入れてくれたり先に行かせてくれたりした時に「入れてくれてありがとう」の意味でハザードランプを点灯させることを言います。

サンキューハザードで「ありがとう」は違反や違法になるの?

法律上の観点で見ると、ハザードランプを「ありがとう」の意味で使用するのは違法ではありません。

こういったことを取り締まるのは道路交通法、通称「道交法」といわれる法律ですが、これには特にハザードランプの使用方法を禁止する条文はないからです。

ハザード(HAZARD)とは「危険」の意味で、ハザードランプの日本での正式名称は「非常点滅表示灯」。

言葉通り受け取ると「ありがとう」の意味で使うのは非常時とは言えないので駄目ではないかと考えてしまいそうですが禁止はされていないわけです。

このサンキューハザードについては反対意見の人も一定数いるのですが、反対している理由として道交法の「義務」を勘違いしている人もいるようです。

道交法で「非常点滅表示灯」の点灯義務について書かれた条文は以下のものがあります。

「第18条第2項」
 自動車(自動二輪車及び小型特殊自動車を除く)は、法第52条第1項前段の規定により、夜間、道路(歩道又は路側帯と車道の区別のある道路においては、車道)の幅員が5.5メートル以上の道路に停車し、又は駐車しているときは、車両の保安基準に関する規定により設けられる『非常点滅表示灯』、駐車灯又は尾灯をつけなければならない。

「第26条の3 第3項」
 通学学園バスは、小学校等の児童、生徒又は幼児の乗降のため停車しているときは、車両の保安基準に関する規定に定める『非常点滅灯』をつけなければならない。

引用:道路交通法規則

簡単にまとめると、

  • 夜間に幅5.5m以上の道路でハザードランプか駐車灯か尾灯をつけなければならない。
  • 通学通園バスの乗降時にはハザードランプをつけなければいけない。

ということです。

ただ、1つ目はハザードランプ以外をつけていればいいので、明確な義務として定められているものは「通学バスの乗降時」のみということになります。

法律には「慣習法」というものがあって、「善良の風俗(公序良俗)に反しない慣習について、法令に規定のない事項は法令と同一の効力があると認められる」としていることからも、ハザードランプを「ありがとう」の意味で使用するのに何ら問題がないと言えます。

実際、パトカーに道を譲られてサンキューハザードを出しても捕まった事はありませんし、それどころかパトカーにサンキューハザードをされたという声も聞きます。

サンキューハザードの点滅回数は何回が一般的?

ハザードをお礼に使う時は何回点滅させていますか?

元々サンキューハザードはトラックの運転手の間で自然にやられるようになった習慣です。

昭和の時代に生まれた習慣ですが、当時のトラックドライバーが点滅させる回数は1回のみだったそうです。

中には「2回点滅はお礼ではなくもっと早く入れろ!という文句の意味」という話もあったようですが、今は全くそんな話は聞きません。

ネット上のコメントを調べてみると、圧倒的に「2回点滅」の人が多いようでした。

中には「あ・り・が・と・う」の意味で5回点滅させるという人もいましたよ。
私の世代だと5回点滅は「あ・い・し・て・る」のサインですけどね笑

ただ、あまり長いと「え、停まるの?」と勘違いするからやめてほしい、という意見もあるようなので、サンキューハザードは1,2回が良いようです。

サンキューハザードを見た海外の反応は?日本だけ?

日本では車線変更や合流の際に使用されるのが一般的なサンキューハザード。

海外でも使われているのか気になりますよね。

このサンキューハザードは日本だけの習慣ではなく、海外にもある習慣なんだそうです。

調べてみた範囲で使われている海外の国は、

  • イギリス
  • スウェーデン
  • ポーランド
  • 香港
  • クロアチア
  • アイルランド
  • インド

などがあるようです。

オーストラリアではウィンカーを左右交互に点滅させることでお礼の代わりにしているそうです。

それでも海外ではサンキューハザードは殆ど使われていないようで、Facebookなどで動画が紹介されるとものすごい数の「いいね」がつくんです。

  • サンキューハザードを見た海外の反応は
  • 「ハザードのあれは最高だなぁ。俺たちもやるべきだろ。」
  • 「オーストラリアじゃ普通、入れてくれたら親指を上げるな。だけど、俺も”ハザードサンキュー”をやることにするよ」
  • 「超クールじゃん。気にいったよ! カナダの多くのドライバーは、周りのことなんて気にかけない人間ばっかりだよ。」
  • 「これは日本に住みたくなるわ。」

といった驚きの反応が多いようです。

私が言ったことのあるアメリカやカナダでは、歩行者などによく道を譲っていたのでマナーが良いのかと思ったらそうでもないようですね。

ハザードでお礼は教習所でも教えてるの?

これだけ一般的になったサンキューハザードですが、現在でも教習所では教えていません。

ハザードでお礼を伝えるという行為を教習所でも教えれば、もっとドライバーのマナーがよくなるのに、と考えてしまいますが、実際は教えていないそうです。

理由はやはり「本来の用途と違うから」

ハザードランプはあくまでも「非常点滅表示灯」なので、非常時に使うのが基本なんですね。

 

お互い譲り合って気持ちの良い運転を心がけたいものですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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