器用長者なれ

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潮干狩りの貝毒 あさり毒の見分け方、安全な場所は?対処法も!

あさり

春になって、行楽シーズンに突入しました。
 
気温も上がって、25℃を超す夏日になることもありますが、朝晩はまだ肌寒い時期。
日中は何をするにも、多少汗ばむものの過ごしやすい日が多いので、快適に外で過ごせますよね。
 
この時期人気なのが「潮干狩り」
潮干狩り

 
いざ出かけようと思うと、真っ先に「どこに行こうか?」となりまよね。
 
大抵は一番近い海にある潮干狩り場を利用することになるのですが、どこも結構な金額がかかります。
 
「自分たちで海にいる貝を取るのに、お金払うのか・・・」とちょっと複雑な心境になる人も多いのではないでしょうか?
かくいう私もそんな一人です。
 
ここで、「無料の穴場スポットがありますよ!」なんて紹介できればいいのですが、それは出来ません。
というか、「やめたほうがいいですよ」と言わざるを得ないんです。
 
何故か?
それは2つ理由があって、一つは密猟になる可能性があること、そしてもう一つは「貝毒」の心配があることです。
 
密猟についてはよほど心配することではないので割愛しますが、「貝毒」は非常に危険なのです。
 
最近は潮干狩りのシーズンになると、この「貝毒」という言葉がニュースに出てくることが多くなりました。
 
よく知らないと「生きてる貝ならいいんじゃない?」とか「洗えばいいんじゃない?」「加熱すれば大丈夫でしょ?」などと思ってしまいます。
 
今回はこの貝毒の疑問について色々と調べてみました。

貝毒、あさり毒ってどんなもの?

貝毒はアサリやホタテのような2枚貝が持つ貝毒と、エゾボラモドキやヒメエゾボラという名前の一部の巻貝がもつ貝毒とに分けられます。
 
巻貝の毒は貝自体がもつ毒で、巻貝の唾液腺から出ます。
一方、アサリやホタテなどの2枚貝がもつものは、有害なプランクトンを貝が食べることによって、毒が消化管(中腸線)に蓄積されるものです。
 
つまり、2枚貝は、食中毒の原因となる毒をもつプランクトンを食べ無ければ、毒を発しないという事です。
このような有害プランクトンが海水中に発生するのが、春先の潮干狩りのシーズンにかぶってしまうので、この時期に話題になるわけです。
 
ただし、一度毒化した貝であっても、環境が改善すれば無毒化します。
と言っても、かなりの時間がかかるのは言うまでもありません。
取ってきたものを数日砂抜きするくらいでは、無毒化することは無理だという事です。
 
逆に、2枚貝ではない巻貝などが有害プランクトンを食べても貝毒は発生しないので問題ありません。
加えて、他の魚などの海中生物や海藻類などにも起こらないので、貝毒が発生している地域の海産物を食べても問題はありません。
ただし、貝毒を持った二枚貝を捕食したカニなどは毒化してしまうようです。

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貝毒 あさり毒にあたってしまった時の症状は?

貝毒は世界で5種類が報告されていますが、日本で注意すべきは2種類の貝毒です。
2種類の貝毒とは"麻痺性貝毒" "下痢性貝毒"の2種類です。

"麻痺性貝毒"

麻痺性貝毒は2種類のうちで特に注意が必要な貝毒。
 
フグ毒に匹敵すると言われるほど危険なものです。
 
症状は食後30分以内に現れ、最悪死亡することもあります。
唇や口内のしびれから始まり、喉を通して全身に広がっていきます。
症状が重い場合は、しびれが麻痺へ発展して、体が動かなくなったり、話せなくなったり、さらには呼吸困難に陥って死に至ることがあります。

"下痢性貝毒"

症状は食後30分から4、5時間くらいに現れますが、過去に死亡例は出ていません。
下痢や吐き気、腹痛などを引き起こしますが、大抵は3日以内に回復します。

貝毒 あさり毒中毒にあたってしまった時の対処法!

麻痺性貝毒であっても、下痢性貝毒であっても、即座に病院へかかる必要があります。
ただし、麻痺性貝毒は有効な解毒剤や治療法が存在しません。
 
とにかく食べたものを吐き出させ、呼吸困難が見られる場合は即座に人工呼吸などによって呼吸を確保する必要があります。

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貝毒 あさり毒があるかの見分け方は?

貝毒を持っているあさりなどの貝は色も特に正常なものと変わりませんし、臭いも特にありません。
ですので、毒化した貝を見分けることは、外見や匂いからも不可能です。
調査機関でしっかり調べないと貝毒を持っているかはわからないのです。
 
貝毒は熱にも強いので加熱調理しても駄目で、洗い流すことも不可能なため、貝毒を持った貝は原則食べられません。

貝毒 あさり毒を持っていないあさりのいる安全な場所は?

きちんと管理された潮干狩り場を利用しましょう。
きちんと管理された潮干狩り場であれば、公的機関による貝毒の調査がされているはずなので、とりあえず安心と言えます。
つまり、きちんと入場料を払って潮干狩りをさせてくれるところでしかしてはいけません、という事になるのです。
 
実際、貝毒による食中毒を起こした人は、有料の潮干狩り場以外のところで採取した貝を食べてしまった人ばかりのようです。
 
ただし、現在はあさりが全国的に不足していて、管理された潮干狩り場でも、採ったものは持ち帰れ無いところもあります。
用意された安全な貝と交換して持ち帰る、というような何とも歯がゆい対応に迫られている潮干狩り場も存在しているのです。

市販の貝は大丈夫なの?

現在では貝毒に対するモニタリングによる監視体制があるため、市販のあさりなどの2枚貝は安心して食べることが出来ます。
 
定期的に採取したものを分析していて、貝毒が基準値以上になったものについては出荷規制されるため、安全性が確保されています。
 
ですので、市販されている貝類で食中毒を起こす心配はありません。
 
 
 
現在はこの貝毒によって、潮干狩りは無料で楽しめる安全安心なレジャーとは言い切れなくなってしまいました。
深刻なあさり不足によって、潮干狩り場の管理者によって稚貝を大量にまかれ、それをお金を払って採らせてもらう。
場所や時期によっては、お金を払って採った貝すら持ち帰れないなど、とても厳しい環境になってしまいまっています。
 
それでも、大自然の砂の中から貝を掘り当てるというのは楽しいものです。
正しい知識をもって、楽しくおいしく貝の味を堪能したいですね!

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