器用長者なれ

どんな事でもついつい拘ってしまって器用貧乏になりがちですが、気持ちだけは豊かでありたい。

エアコン

自動お掃除エアコンは普通のエアコンよりもカビがひどい訳

2016/11/27

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お掃除機能付きエアコンは中が綺麗という誤解

自動フィルターお掃除エアコンは、中が汚れないイメージですが、実は普通のエアコンよりもカビがひどい傾向が強いんです。
エアコンクリーニングの仕事をしていると、「お掃除エアコンだから他の普通のエアコンよりも安くクリーニングしてもらえるんじゃないんですか?」と聞かれるとこがあります。
お掃除する立場からすると、「なにを言ってんの、そんな訳ないでしょ。」って思ってしまいます。
実際は、普通のエアコンよりも格段に手間と時間がかかる上、カビがひどい傾向にあるので全く逆なんです。

お掃除機能は分解洗浄の際は、かえって邪魔もの

フィルターを自動で掃除する機械が中についているので、当然それを外してからしか水をかけてお掃除できないわけです。
このお掃除機能の機械も、当然のことながら取り外して洗浄しやすいように考えられているはずもなく、機種によってはものすごい数の配線が張り巡らされていて複雑になっています。
私は昔からなんでも分解して遊んでいたのもあって、こういう作業は嫌いじゃないのであまり苦には感じませんが、苦手な人にはかなり敷居が高いようです。
同業の知り合い(エアコン洗浄もやるけどメインはハウスクリーニング)もお掃除機能付きエアコンは苦手で、よくヘルプの電話がかかってきたりします。

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各社様々なお掃除機の構造

このお掃除機能、各社からお掃除機能付きエアコンが発売されていますが、お掃除の方式が会社によってまちまちです。
一番大きく違うのが、フィルターから取ったホコリの処理方法です。
これは大きく分けて2種類の方法があります。

2種類のお掃除機能の違い

一つはエアコン室内機のなかにホコリを集めておくダストボックスが設置されていて、その中にためておき溜まったら手動でごみを捨てるというもの。
もう一つは、フィルターから取ったホコリを内蔵の送風ファンで室外に吐き出すものです。
どちらにも一長一短があります。
ダストボックスタイプは、普段のフィルター掃除は自動でやってくれるので、フィルター詰まりによる冷房効率の低下や消費電力の増加は心配しなくていいのですが、たまったゴミの処理は人間の手でやらなければいけません。完全な自動ではないという事です。
送風ファンのタイプは、ゴミがたまることが無いので、理論上まったくノータッチでいいはずで一見デメリットが無いように思えます。
ところがこれがくせ者で、不具合が発生してエアコン室内機の中がとんでもないことになってることが多いのは、実はこちらのタイプなのです。

送風ファンタイプは机上の空論

送風ファンで外に吐き出すにはいくらかの長さのダクトホースの中をホコリが通って行くわけですが、当然その内側にホコリがくっ付くことがあります。
少しでもホコリが付着するとそこにさらにホコリが付きやすくなり、挙げ句はホースの中がホコリで詰まってしまうのです。
そうすると最終的に、フィルターのゴミは取られなくなり、知らないうちに室内機の中はゴミだらけとなってしまいます。
中にはゴミで送風ファンが回らなくなり、ファンモーターが故障してしまっているものまであります。
お掃除機能に故障が発生しても、それでもエアコン自体は停止せずに動き続けます。
故障したらエラー表示が出そうなものですが、お掃除機能が動かなくなっているものでエラー表示が出ているエアコンは今までに見たことがありません。
それでもさらにエアコンは停止することなく動き続けるので、中に湿気がたまりカビを大量に発生させるのです。

お掃除機能付きエアコンの最大の欠点は通気性

では、故障していなければ大丈夫かというとそうでもありません。
お掃除機能付きエアコンは、どれもフィルターの網目が非常に細かいです。
これはお掃除機能が埃を取りやすいように、フィルターの上にホコリが「乗っかる」ように作っているためです。
フィルターの網目が細かいと何がいけないか。
冷房を使うと水分がエアコンの中にたまるのですが、フィルターの網目が細かいと湿気がなかなか蒸発しづらいのです。
なのでエアコンを切っても中がなかなか乾燥しないので、普通のエアコンよりもカビを発生させやすいという訳なんです。

個人的に、もしお掃除エアコンを買う機会があっても、絶対に送風ファンタイプは選択しないですね。
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