器用長者なれ

どんな事でもついつい拘ってしまって器用貧乏になりがちですが、気持ちだけは豊かでありたい。

パソコン

液浸冷却技術とやらで劇冷却!

2016/11/27

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液浸冷却技術とは

PCの排熱をどうするかいろいろ思案していたところ、興味深い記事を目にしました。
データセンターなどの大規模サーバーの冷却についてなんですが、なかなか斬新な発想のものです。
サーバーを丸ごと特殊な液体に沈めてしまうというのです。
この特殊な液体、見た目はほとんど水と変わりなく、無色透明でさらさらしています。
 

絶縁性能・冷却性能が秀逸

この冷却方法は「液浸冷却技術」といってExascaler社が開発した技術で、特殊な液体は3M社が開発したもののようです。
液体というと水のように電気を通してしまうような気がしてしまうのですが、この特殊な液体の正体はフッ素系不活性液体フロリナートというもの。
絶縁性が非常に高く、この液体の中でコネクタなどを抜き差ししても全く問題ないそうです。
このフロリナートは、車のラジエターや暖房の循環液に使われている不凍液のように劣化したりしないので交換も不要なのだとか。
ファンなどの空冷方式で冷却する場合と比べて約1000倍の熱輸送効率があるようで、非常に少ないスペースで運用可能。

問題点は価格。小規模には向かないか

もう何の文句もつけようがない感じがしますが、1つ問題点が。
このフロリナートという液体、価格がべらぼうに高いです。
ちょっと調べてみたところ、市販もされているみたいですが、1.5kgでも4万円は下らないという代物。
もちろん一般に売られている少量の価格なので、企業が大量に購入する場合はもっと安く購入できるのでしょうが、初期投資はかなりかかりそうです。
もっとも、大規模サーバーなどはビル全体をそのために冷却しているようなものなので、エアコンなどの空調設備を導入するのに比べればそれほど大差はないのかもしれません。
加えて電気代などが30パーセント近く削減できるとのことなので、維持管理費用を考えたら断然こちらのほうが有利なのでしょう。
 
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さすがに家庭用PC向けはまだか

この液体を使った家庭向けの冷却ケースとかが有ればなぁと思って、ググってみましたがさすがに無いようです。
この冷却技術が一般的になればもっとフロリナートの価格が下がるでしょうから、結構早い段階で家庭用のものも出てくるんでしょうか。
ただ、小規模だと結局液体を冷やすためにファンを回したりしなければいけないので、今既にある水冷式のCPUクーラーとかとあまり変わらないのかな?
どちらにしても、今のところ費用的にも採用できそうにない技術の様ですので、しばらくは空冷でいくしかないですね。
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